梅月堂について

創業九十有余年、当初から続く梅月堂のこだわり

梅月堂の創業者、石原与助は「質と材料を下げてはならない。」とどんな時でも和菓子の品質と原材料にこだわっていました。
それはお客様に安心して美味しいお菓子を食べて頂けるようにとの思いからです。
我々はその思いを受け継ぐため伝統の味を大切に守り、製造・販売に努めております。 材料・作り方共に手を抜かず、自分の納得がいかないものは売らない。
全てのお菓子に真心を込める。それが梅月堂のこだわりです。

梅月堂ではほとんどの商品が手造りのためそれほど多くの商品を作れませんが、量を追うことはせず地道に納得のいく商品をお届けしたいと考えています。
それは職人の採用・育成を通じてしか量を増やすことのできないことがほとんどだからです。

原材料は厳選した素材を使用し安心かつ美味しい和菓子を提供できるよう日々心がけています。
例えば山椒。湯之元せんべいに使用する山椒は、そのほとんどを地域のお客様宅で分けていただいたものを使用しており、常に新鮮・安全なものを使う事が出来るように職人自ら採集しています。
鹿児島の特産品である自然薯は、鹿児島県産を主体に国内産を使用しています。
その他の原材料に関しても和菓子作りに最適なものを選び、日々変化が無いか確かめながら使用しています。

ご挨拶

 私どもは、大正十年から、およそ100年にわたり、創業者・與助の「材料と品質を絶対に下げるな」との信念を受け継ぎ、どうすればより美味しい和菓子を作れるのかと味の深掘りに情熱を注いできました。
 戦後、砂糖の代替品を使った同業者が次々と再開していく中でも、まっとうな砂糖を使った和菓子作りを求めて数年にわたり再開を見送った時期もありました。
ぬれどら焼きのカワは、食べ口の良さを追求し、材料の比率、合わせ方、焼き方など何度も何度も調整と挑戦を重ね現在の形になりました。しっとりとした薄皮は焼くのが難しく、職人を育てるのに苦戦したり、手焼きのため量産ができないなど困難もありますが、今日も1枚1枚、職人が手焼きしています。
 
 一方で、梅月堂らしい自由な感性をちりばめた新しい和菓子を開発することへも情熱を注いでまいりました。さくパリっとした食感のせんべいに山椒の葉のアクセントの利いた「湯の元せんべい」や、ラム酒の香りがじゅわりと口いっぱいに広がる「ラムドラ」などは、梅月堂こだわりの逸品です。

 創業の大正年間は、大正デモクラシーや大正浪漫に現れるように、自由と開放・躍動の気分があふれ、また和と洋、伝統と近代化が織り交ざっていくような時代でもありました。
 梅月堂の先祖代々のまじめさと発明の文化には、創業当時の時代の気分が脈々と受け継がれているのです。
 
 自由に、リラックスしたいい時を過ごしたいと感じたとき、梅月堂の和菓子を思い浮かべていただきたい、そして、「また明日から頑張ろう」とポジティブになっていただきたい。
それが私どものビジョンであり、それを叶えられることが、無上の喜びです。

創業よりおよそ100 年、私で四代目となりました。長きにわたり自由な和菓子作りを任せていただいていることに感謝の念を忘れず、守るべきは守り、常に新たなチャレンジを続ける、そういう和菓子専門店であり続けたいと思います。

梅月堂 四代目 石原 良

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