先日、社員に、インフレ手当の支給と賃上げについて話をすることができました。
梅月堂では、社会情勢に対応するため、また数年をかけて取り組んできた働き方改革の成果をふまえ、インフレ手当の支給及び給与改定を実施することといたしました。
（給与改定の実施について（昨年比））
・2023年4月1日付で、昇給（月額15,000円～ / 8～15%）を実施いたします。
・なお、1月～3月の間は、月額10,000円のインフレ手当を支給します。
・また、パートスッタフについては時給を1,000円以上に改定いたします。
数年がかりで取り組んできた先端設備の導入や働き方改革については目途がつきつつあり、成果も現れるようになってきました。
一方で、設備の導入資金は10年スパンで返済が続きますし、新型コロナウィルスにつづき、小麦などの材料費、包装資材、物流費、ほとんど全てのものが大幅な値上げになるなど、厳しい経営環境がくるりくるりと移り変わっていく。そういう状況の中で、賃上げを行うことには不安がありました。そのため、当初は、10月1日付で4000円（2～2.5%）程度の昇給を実施しておりました。
しかしながら、あれよあれよという間に物価が上がり、私が買い物をしていても社員のお給料が目減りしているのではないかということが実感されるようになり、改めて対応をとることとなりました。
不安もありますが、これまで社員に生産性、生産性と言い続けながら、どちらかというと設備投資による残業の削減などで待遇を改善することのウェイトが大きかったので、それをようやくわずかでも社員に賃金で報いることができることにホッとしてもいます。
賃上げの実施を決断できたのは、小売店様、一般のお客様が7月に実施した私どもの商品の価格改定についてご理解を下さったからであり、心から感謝いたしております。また、商品を通じてご恩をお返しできように努めて参ります。
いつもありがとうございます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
店主
