経営革新計画への取組みをご紹介いただきました

公益財団法人かごしま産業支援センターの情報誌KISCで、弊社の経営革新計画への取組みをご紹介いただきました。
3代目である父の急逝を受け、私ども夫婦が帰省し家業を継ぎましたが、早いもので丸9年が経とうとしています。
私ども夫婦は東京で公務員をしておりましたので、経営のこと、和菓子業界のこと、それから経営をする上での鹿児島のことなど、ほとんど想像もつかないところからのスタートでした。そればかりか、自社の商売の仕組みや財務についても全く知らない状態で後を継ぎましたので面食らってしまうことも多く不安も感じながらのスタートでした。
最初はとにかく訳も分からずがむしゃらに動くということで精一杯でしたが、経営者として一通りのことをしっかりと学んで先に進みたい、何とかしたいという思いが強くなりました。
そんな中で、先輩経営者にお電話をいただき出会ったのが、鹿児島県が主催する若手経営者・後継者向けの「郷中塾(ごちゅうじゅく)」でした。塾本体の他、個別のディレクターについて学ぶことのできる実践講義にも夫婦で3年通い、「そろそろ経営革新計画にもチャレンジしてみたらどうや?」とアドバイスいただいたのが5か年の経営革新計画に取り組むきっかけでした。
当時、「5年後は、会社が100年目を迎える年。個人的にも40歳になる区切りの良い年だから、それまでには何とかしたい」と強く思ったことを思い出します。
そこからはまた夫婦でひた走りあっという間の5年でした。それまでがあまりに牧歌的であったこともあり、会社がそれなりのスピードで変化していくため社員も大変だったと思いますが、それでも付いてきてくれた社員、新たにメンバーに加わってくれた社員には感謝です。
お客様はもちろんですが、経営革新計画についてだけでも、郷中塾にお誘いいただいた下園薩男商店の下園さん、県の職員の方々(本当に熱心に支えて下さいました)やディレクター、支援員の方々にお世話になりました。また、計画をすすめるに当たり、先輩経営者やバイヤー様、デザイナーさんや友人や本当に多くの方に支えていただきました。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
年が明ければ、会社は100年目、私は40才になります。
新たな5か年の経営革新計画を立てる準備を始めていますが、その繰り返しの先に次の100年が見えてくるのではないかと思っています。
梅月堂は社員10年ほどの小さな会社です。拡大を目指す必要はありませんが、その分、ミッションを果たしお客様に喜んでいただくのにも、会社としての自力を付けるのにも、深掘りを続けていく必要があると思っています。
昨年、私どもの歴史や文化や想いの中から文字で表現することのできたミッション「情熱的な深掘りと自由な感性が生み出す和菓子で、頑張るオトナをポジティブにする!」に真摯に取り組みながら、「未来永劫続くビジョナリーカンパニーを作る」というビジョンに近づけるよう、全社で一致団結して歩を進めて参りたいと思います。
いつも応援して下さるもの・こと・人、様々に感謝です。
(ご参考)
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店主

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