(日本経済新聞でご紹介いただきました)

日本経済新聞九州経済面および日経電子版で、梅月堂の取り組みをご紹介いただきました。
「九州フードBiz」は、飲食業の運営手法や伝統食品の販路開拓など「食」をめぐるビジネスの新しい試みや工夫を伝えるコーナーとのことです。
記事中で、私の代になってから10年での売上の伸びについても触れていただいているのですが、大きく伸ばしたというよりは、バブルの崩壊や商圏の衰退に合わせて業績を落としていた売上をなんとか回復させることができたというのが本当のところです。
また、改革に取り組みはじめてからの10年間常に回復をし続けたのではなく、5年以上かけて取り組んだ設備投資やその年の販路の広がりが嚙み合って2019年度に大きく回復したという形です。
それもつかの間の安心。翌2020年度は新型コロナウィルスの年となり、2019年度の増収分が全て吹き飛んでしまいました。
新型コロナウィルスの扱いが5類に見直されたことで、今期はようやくコロナ禍前の業績に手が届く見通しです。
多くの方やお客様方に助けていただき、また多くの運やご縁にも助けられ、10年がかりでなんとか事業を立て直すことができたというのが実感です。
昭和で時が止まっていたお菓子屋さんが、再び呼吸をはじめ、ようやく普通の和菓子屋さんになれたのではないかという印象を持っています。
この10年は、異物混入対策のための工場のリフォームや生産性向上と働き方改革のための設備の導入にお金と時間のほとんどを注いできました。
これらが一段落し、コロナ禍も収束しましたので、これからは、(借入金をお返ししながら)社員教育や定期的な新商品開発などを通じ、「梅月堂の和菓子で、頑張るオトナをポジティブにする!」という使命達成により励んでいきたいと考えています。
日本経済新聞社さま、記者の笠原さま、この度は丁寧な取材をして下さり、弊社の取組をご紹介いただきありがとうございました。
店主
チケットの半券、テキストの画像のようです

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