(朝日新聞社の「ツギノジダイ」で梅月堂の取組みをご紹介いただきました)

「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに向けて、さまざまな事業承継の事例や後を継ぐのに必要な情報をお届けするサイトです。
私ごときがお受けしてよい話か迷いもありましたが、かつての私がそうであったように、跡継ぎを迷っておられる若い方のお役に少しでもたてる可能性があるのであればとお受けすることにいたしました。
取材をお受けするに当たっては、真摯な回答を心掛け、弊社の恥部となるような事柄についてもお話しいたしました。
なお、記事の中では「V字回復」と過分なご紹介をいただいておりますが、ピーク時の売上に及んでおりませんし、採用にも現在進行形で四苦八苦しており、私自身も、日々もがき続けている一人であるということを申し添えさせて下さい。
また、時間的にも、肉体的にも、精神的にも、金銭的にも、夫婦で(弊社の場合、夫婦二人で何とか一人前だと思っています)できる限りの努力をし、会社の立て直し以外の事柄についてはほとんど全てのことを犠牲にしてきたと言い切れるくらいの自負はありますが、
それでも経営をなんとか立て直すことができつつあることの理由は、私どもの努力以外のところにあり、それは、人とのご縁や商品に恵まれたことなど、運の要素によるところが大きいということも添えさせて下さい。
記事中でもいくつかご紹介いただいておりますが、それ以外にも、本当に多くの方にご助言をいただいたり、助けていただくことで、何とかここまでこられたというのが実感であり、本当に感謝以外にありません。
「努力は前提で、運がほとんどで、頑張ってもうまくいくかは分からない」と言ってしまうと身も蓋も無いですが、若い跡継ぎの方がもしこの記事をご覧いただいているとすれば、「(そう言われても)それでも俺はなんとかする!」との想いで、時に譲れない部分での傲慢さは必要であるとしても、謙虚に、人とのご縁を大切にされながら、自分の気持ちによく耳を傾けて、歩みを進められたらいいのではないかと思います。
お客様はもとより、いつも梅月堂と関わって下さる方々、お世話になっている方々、本当にありがとうございます。
また、「あの頃の梅月堂を取り戻したい」、「湯之元せんべいを無くしたくない」、という私の我が儘に協力してくれる(振り回されている)妻、社員にもありがとうを伝えたいと思います。
まだまだ道半ばですが、「梅月堂の和菓子で頑張るオトナをポジティブにする!」というミッションに、先祖代々のまじめさで取り組み、社会のお役に立てる良い会社を作っていきましょう。
最後に、直筆のお手紙をいただき、長時間の丁寧な取材をしていただき、あちらこちらへ飛んでしまう私の話、私どもの取組みをプロの手腕でまとめて下さったライターの横山瑠美さん、ツギノジダイの編集部の皆さま、この度はありがとうございました。
【ツギノジダイ】
【ご参考】
ライター・横山 瑠美 さま
店主

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